【重要】洗濯機は何年で寿命に至るのか? 使用回数に注目しよう!
洗濯機が古くなってきたけど、後どれくらい使えるんだろう? どのくらいのスパンで洗濯機を買い換えたらいいのだろう? 突然洗濯機が壊れて使えなくなっては日常生活に支障をきたすため、このような疑問をお持ちの方も多いことでしょう。できることなら、洗濯機の寿命を把握し、壊れる前に買い換えたいところです。
洗濯機の平均寿命は5〜8年程度で、使用回数で見ると平均2,500回で何らか不具合が出るといわれています。寿命が近くなってくるとどのような症状が現れるのか? 寿命がきた洗濯機を処分する方法などを詳しく見ていきましょう。
この記事を読むことで、洗濯機の寿命について詳しくわかり、スムーズに買い替えができるようになります。新しい洗濯機を選ぶポイントも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
1.洗濯機の平均寿命は使い方によって変わる?
1-1.洗濯機の寿命が早まる原因
洗濯機を使う機会が多くなれば、当然、使用回数が多くなります。スポーツをやっているなどの理由で仮に1日に3回洗濯するとすれば、2年半で故障する可能性もあります。つまり、1日に使う回数によって、洗濯機の寿命は大きく左右されるのです。
1-1.洗濯機の平均寿命が6~8年といわれる理由
洗濯機の平均寿命が6~8年程度といわれる理由は大きく分けて2つ。このぐらいの年月がたつと故障が多くなるということと、故障した際に部品を交換できなくなるからです。
販売しても売れなくなってくる旧型洗濯機の部品を長年製造し続けるのは企業にとって負担ですよね。そのため、平均して6~8年程度で消耗品や交換部品の製造が終了してしまいます。壊れやすくなる時期に合わせて交換部品がないとなれば、本来の性能で使うのは難しくなるでしょう。そのため、寿命と考えることができるのです。
1-2.買い換え時期は?
では、買い換え時期はどのくらいがいいのでしょうか。まずは、ご家庭のライフスタイルと使用頻度を考えて、どのくらいで故障が発生しそうなのかを計算してみましょう。そろそろ故障が違いと思った年数が買い換え時です。
2.洗濯機の寿命が近いと思われる不具合
2-1.途中で停止してしまう
真っ先に挙げられるものといえば、やはり途中で止まってしまうという不具合でしょう。ただし、途中で停止してしまうという不具合の中には、実際には壊れていない場合もあるので注意が必要です。たとえば、すすぎや脱水の直前で止まってしまう場合などは壊れていない可能性が高いでしょう。全自動洗濯機は決められた時間内に排水ができない場合、脱水の行程へと移れないようにできています。洗濯槽の中に余分な水が入ったまま高速回転(脱水)すると、遠心力の問題で危険だからです。
ただし、直前に止まるなら良いのですが、行程の『途中』で止まってしまう場合はコントローラーを呼ばれるコンピューター部分が壊れている可能性があります。今時の洗濯機はコンピューター制御ですから、コンピューター部分が壊れるということは寿命といっても過言ではないでしょう。
2-2.異音がする
異音がするかどうかというのも故障が近いかを判断する重要なポイントでしょう。モーター部分に何らかの異常が発生している可能性など、さまざまな原因が考えられます。
2-3.ガタガタする
モーターなどの一定の箇所が故障すると、脱水時などにガタガタと震えるようになります。こうなってくると、洗濯機自身の回転によって損傷していきますので、故障しやすくなるでしょう。
ただし、故障によるものではなく、置き方が悪いという場合もあるので注意が必要です。たとえば、4隅がすべて地面に設置していないという場合や、水平ではない場所に置いてあったりすると、遠心力が変に加わってガタガタします。まずは、洗濯機がしっかりと水平な地面に置かれているかを確認しましょう。
2-4.水漏れをしている
多くの場合は給水栓に関連する部分なので応急処置をすれば使用することができます。ただし、場合によっては洗濯槽自体がダメになっていることもあるので、注意が必要です。
2-5.電源が入らない
電源が入らなくなれば、当然のことながら寿命です。ただし、場合によってはコンピューターが誤作動を起こしているだけのことがあります。コンセントを抜き差しするだけで直ることがあるので、試してみましょう。ブレーカーが落ちているという場合もあるので、周りの電気がつくかも確認してください。
また、電源コードの接触が悪くなっていることも考えられます。電源コードだけ交換すればつくこともありますので、交換してみるのも手でしょう。これでもダメなら、高い確率で寿命です。買い換えた方が良いでしょう。
3.寿命がきた洗濯機の処分方法
3-1.自治体による回収
真っ先に挙げられるのは自治体に回収してもらうという方法。洗濯機は家電リサイクル法の対象家電製品です。そのため、普通の方法で処分することはできません。決められた手順に従ってリサイクル券を購入し、自治体にリサイクルを依頼しましょう。
3-2.小売店に回収してもらう
家電製品は製品を購入した小売店と、新しい製品を購入する小売店の両方に回収義務があります。新しいものに買い換える場合にはついでに回収してもらうと良いでしょう。ただし、中古製品を購入する際には中古販売業者に回収義務はありませんので注意してくださいね。
3-3.不用品回収業者による回収
不用品回収業者に回収の依頼をするという方法もあります。不用品回収業者も有料ですが、対応の早さと手軽さがおすすめのポイントです。運搬や運び出しも行ってくれるので手間がかかりません。引っ越しなどで手早く処分したい場合には、非常に有用な方法法といえるでしょう。
4.洗濯機を買い換えるときのポイント
洗濯機は大きく分けてドラム式と縦型がありますよね。実はこの2つは全く違う洗浄方法と乾燥方法です。ですから、それぞれの特徴を押さえ、自分にあった方を選ぶのが良いでしょう。
4-1.洗浄力では縦型が上
まず、洗濯機にとって1番大切な洗浄力という点で見ると、縦型に軍配が上がります。これは洗浄方法の違いが大きな要因です。ドラム式はドラム槽自体が回転して洗濯する『たたき洗い』。回転によって持ち上げた洗濯物を下に落とすことでキレイにする方法です。
一方の縦型は、洗濯槽の底にあるパルセーターという羽を回して洗濯する『もみ洗い』。洗濯物同士がこすれ合うことで汚れが落ちるのです。たたくかこするか、どっちの方が汚れが落ちるかはいうまでもないでしょう。
4-2.値段は縦型の方が安価
最近はドラム式が主流となり、縦型は『古くさい』というイメージがつきました。需要の変化から、人気が落ちた縦型の値段が下がっています。値段の点で決めるなら縦型が良いでしょう。
4-3.乾燥機能はドラム式の方が上
洗濯機の乾燥機能は大きく分けてヒーター式とヒートポンプ式の2種類に分けられます。ヒーター式は高温になるので衣類が傷みやすい上、電気代が多くかかる方法です。一方のヒートポンプ式は高温にならないので衣類を傷めず電気代も安く済みます。そして、ヒーター式を採用しているのが縦型で、ヒートポンプ式を採用しているのがドラム式。そのため、乾燥機能ではドラム式の方に軍配が上がるでしょう。また、ドラム式の方が縦型より早く乾燥し、シワができにくいというメリットもあります。
まとめ
今回は洗濯機の寿命にまつわる情報を中心にご紹介しました。
- 洗濯機の寿命はどのくらい?
- 洗濯機の寿命が近いと思われる不具合
- 寿命がきた洗濯機の処分法
- 洗濯機を買い換えるときのポイント
洗濯機は日常において重要な位置を占める家電製品です。突然故障して服が洗えなくなれば、学業や仕事に支障をきたすことでしょう。しっかりと寿命を見極めることが大切です。